2009.09.26 Saturday
休日 THE MOVIE
連休明けの土曜日が休めるワケはなく(T_T)
が、最近、休みにちょいちょい映画を見ることができるようになってきた。
で、ここんところのいくつか。
まずジュリエット・ビノシュ主演「Paris」
先日のラッセル・クロウの映画を見て、妙にパリものが引っかかりセレクト。
新しい映画らしいんですが、まったくその気配はない。つまり「あぁ、すばらしきフランス映画!」という感じ。王道。
ユーモアと切なさ。で、もちろんハッピーエンドではないけど「人生ってこういうものよね」とちょっと前向きな気分のエンディング。もちろん悪い意味じゃなくて。映像も脚本もすばらしい。
で、いつもフランス映画を見た後の感想は「一度ゆっくり住んでみたいねぇ」。
普通にいい映画。あぁこれぞ映画って感じで。
でもビノシュはなぜかピンとこない。好きな人多いみたいですが。
ビノシュだったら「いしだあゆみ」の方が良くない?え?違う?全然?
そして見逃していたコレ。
御大スコセッシの「Shine a Light」
一度わざわざヒルズに見に行ったのに時間を間違えあえなくそのままになっていたのをやっと。
これ、映画じゃないです。完全にライブ。まったく固定カメラ無し。つまり客席からそのまま見ている感覚を完璧なカメラワークで映像化しちゃった。
普通、どんなライブ映像でも例えば客席の一番奥から固定カメラでステージ全体の画像で抜いたりとかちょいちょい入るんだけど、カメラ何台あるの?ってくらいずーっと画面が動いている。もうライブそのものの映像。やっぱりスコセッシってすごい!と思っちゃう。
もちろんストーンズはいわずもがな。
自分が生まれた年のアルバム収録曲を撮影当時64歳のミックが歌い上げるって…もうそれだけで鼻の奥がツンとしてくる。もうホントにこの人たちったら…。サイコーです。
スコセッシは昔から出たがりだったけど年を追うごとにヒドくなってる?
スコセッシが出てきちゃうオープニングとエンディングだけは映画でした。それもあまり良くない方の(^^;
でも結局こういうのってファン以外が見てもおもろくないのかな?
で、音楽モノつづきで
「Once」
これは主題歌が良くてみちゃった映画。
フレイムスのグレン・ハンサード主演。フレイムスよりも「ザ・コミットメンツ」のギターの方が有名なのかな?
もっともっと丁寧に作ってもう少しじっくり見せてくれれば、と言う感じ。
短館上映ってことは低予算で作られた映画?それでちょっと短いのかな?ディレクターズカットとかないのかな。ストーリーもいいのでもう少し見せて欲しかった。
でもダブリンって今はどうなんだろ?少しは景気がよくなっているのかな?なんか若者の失業率が高そうで、ちょっとどうなんでしょ。
しかし邦題(「ダブリンの街角で」)がこれもヒドい。あーあもったいない。
内容は見てぜんっぜん損はなし。
そして最近はまってるラッセル・クロウ
「A Beautiful Mind」2001年アカデミー賞作品。
ラッセル・クロウいいです。ホントに。こういう半ニヤケの俳優、なんか好きなんだよな(クルーニーしかり)
ノーベル賞を受賞した実在の数学者がモデルになった物語で。かなり脚色があって多少に矛盾が気にならないこともないけど、でも映画としての完成度は納得のいくモノ。ストーリー、美術、良かったです。その晩年のシーンの特殊メイクがちょっと過剰で興醒めだったけど。
でもこの映画は、ジェニファー・コネリー!この人の映画だったなぁ。
いやぁサイコーにいいです。悶絶。ものすごい存在感でグイグイ引っ張られました。キラキラしてて「女優!」という感じ。好きです。きっと知らないだけでいろんな映画に出てるんでしょう。もっと見たい。
NHK?でやっていたハリウッドの俳優学校の校長先生がインタビューする番組(ほら、あれ。なんだっけ?)に彼女が出た時に「嫌いな人は?」の質問に「ジョージ・ブッシュ」と答えたそうで(もちろん現役の時に) カッコ良すぎ…。
でも映画の感想ってヘタするとネタバレになるから難しい…。